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2024年3月24日(日)

  • コラム

LDKの照明計画について解説!それぞれの空間に合わせた選び方を覚えよう!

LDKの照明計画は、家の中でも特に重要視されるべき部分の一つです。
リビング、ダイニング、キッチンといったLDKの各エリアは、それぞれ異なる活動が行われる場所であり、適切な照明はその空間をより快適に、そして機能的に使うために不可欠です。

この記事では、LDKの部屋ごとに最適な照明器具の選び方と設置のポイントに焦点を当て、実生活に役立つ具体的なアドバイスをご紹介します。
リビングでの家族団らんの時間、ダイニングでの食事の時間、キッチンでの料理の時間を、それぞれが最も心地よいものにするための照明計画について解説していきます。

□LDK照明の選び方!リビング・ダイニング・キッチンそれぞれのポイントを解説!

LDKの照明器具選びは、その空間での過ごし方を考慮して行うことが重要です。
以下、リビング、ダイニング、キッチンごとのポイントと、おすすめの照明器具について見ていきましょう。

*リビングの照明計画

リビングは家族が集まる中心的な空間です。
テレビ視聴、読書、スマートフォンの使用など、多様な活動が行われるため、照明は柔軟性が求められます。
調光調色が可能なダウンライトは、シーンに応じて光の強さや色を変えられるため、リビングに最適です。

*ダイニングの照明計画

ダイニングエリアは、食事をする場所としての機能性が重視されます。
テーブルを明るく照らすことが重要で、位置や大きさが変わることにも対応できる柔軟性が求められます。
配線ダクトレールを使用すると、照明器具の位置調整が容易になり、変化するダイニングスペースに適応できます。

*キッチンの照明計画

キッチンでは、手元を明るく照らすことが必須です。
作業のしやすさを考え、手元が暗くならないように照明位置を検討しましょう。
キッチンは白色系の光が適しており、食材の色を正確に判断でき、作業効率も上がります。
リビングとキッチンの照明色が異なる場合は、お互いの空間に光が漏れないように工夫することが大切です。

□理想の空間を実現するために!照明計画のステップをご紹介!

照明計画を立てる際は、計画的なステップに従うことで、理想の空間を実現できます。
以下に、照明計画の基本手順と、各ステップで考慮すべき要点を解説します。

1:コンセプトの決定

照明計画の最初のステップは、空間全体のコンセプトを決定することです。
リラックスできる落ち着いた雰囲気、活気あふれる明るい雰囲気、シックな雰囲気など、部屋ごとのイメージを明確にします。
この段階では、ぼんやりとしたイメージでも構いません。
家全体や個々の部屋で求める雰囲気を設計者に伝えましょう。

2:光のイメージを具体的に検討

間取りが決まったら、光のイメージをより具体的に検討していきます。
照明の配置や光の分布を平面図上で確認して、光が空間に与える影響をイメージしましょう。
その際、ショールームを訪れて実際の光り方を確認するのも有効です。
この段階で、照明計画が具体化していきます。

3:照明器具の選定

具体的なイメージが固まったら、照明器具の選定に移ります。
照明カタログやメーカーのショールームを参考にしながら、空間に合った照明器具を選びます。
この時、予算の確認も重要です。
選定した照明器具が予算内で収まるか、見積もりを取って確認しましょう。

4:ディテールの検討

照明器具の納め方や、埋め込み照明、間接照明の場合のディテールなど、細かい部分の検討が必要です。
この作業は専門的な知識を要するため、設計者と密に連携しながら進めます。
こだわりたい方は、設計者にイメージを具体的に伝えましょう。

5:設置位置の検討

最後に、照明器具の設置位置を検討しましょう。
現場を確認しながら、照明の位置や高さを最終決定します。
この段階で、照明器具が納品されていれば、実際に設置してみることで、イメージに合っているか確認できます。

□照明計画で避けるべき失敗と対策

照明計画を進める際には、一般的に見落とされがちな失敗を避けることが重要です。
ここでは、よくある失敗とその対策について解説します。

1:思ったより暗い

多くの人が照明計画で直面する問題の一つが、完成後の空間が予想以上に暗いことです。
この問題を避けるためには、事前に照度分布図を作成し、実際の照明の配置と光量をシミュレーションすることが有効です。
また、部屋の用途や家具の配置を考慮して、適切な照明器具を選ぶようにしましょう。

2:ライトの位置が微妙にずれている

特にダイニングテーブルやワークデスク上の照明では、ライトの位置が微妙にずれると、使い勝手が悪くなります。
このような問題を回避するには、可動式の照明器具やダクトレールを使用して、後から位置調整が可能なシステムを採用することをおすすめします。

3:掃除が大変

吹き抜けや高い場所に設置された照明器具は、掃除が大変になる問題があります。
掃除のしやすさも考慮して、照明器具を選ぶことが重要です。
照明器具の選定時には、メンテナンスの容易さもチェックし、掃除がしやすいデザインを選ぶことが望ましいです。

□まとめ

この記事では、LDKの部屋ごとに最適な照明器具の選び方、照明計画のステップ、そして照明計画で避けるべき一般的な失敗とその対策について解説しました。
リビング、ダイニング、キッチンそれぞれの機能性と美観を考慮した照明計画は、日々の生活をより豊かで快適なものに変える力を持っています。
計画的に照明を選定し、設置することが、理想の空間を実現するための重要なステップとなります。

また、照明計画では予想外の失敗を避けるためにも、適切な対策と計画が必要です。
今回紹介したポイントを参考に、自宅の照明計画に取り組んでみてください。

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